- 口呼吸だとなにが悪いんですか?
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お子様がよく「お口ポカン」をしているのであれば、"口呼吸"をしている事になります。鼻呼吸であれば粘膜や鼻毛というフィルターがあるため、ある程度、菌の吸い込みをカットしてくれますが、口呼吸の場合では、菌やウイルスが体内に直接入ってきてしまいます。また口の中が常に乾燥してしまい、免疫力が下がり、風邪、インフルエンザにかかりやすくなったり、扁桃腺肥大、アトピー性皮膚炎、喘息、鼻詰まり、口臭、口腔乾燥によりむし歯、歯周病になりやすくなるといった研究も発表されています。
また口の周りの筋肉が十分に発育されず、面長の顔つきになり、上顎の前歯の歯ぐきが見える、いわゆるガミースマイルの状態になってしまったりします。
他には、いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクもあります。お子さまが寝ている時や、起きている時など、お口をポカンと開いてるなと気づいた時には、その口呼吸が原因で、顎が正常に発育することが難しくなり歯並びが悪くなってしまうリスクがあります。それだけではなく、全身の健康にも大きなリスクとなってしまうので、気になる場合は、ご相談下さい。
- 子どもの矯正治療は何歳から始めた方が良いの?
- 当院では5歳から8歳頃の、乳歯が残っている時から治療を始めることをお勧めしています。歯や骨格の成長する時期に合わせて治療していくことで、より良い治療結果を期待できます。もちろん9歳、10歳でも遅くはありません。しかし、顎の発育状態により治療内容も変わりますので、まずはご相談ください。
- 「仕上げ磨き」は何歳まで続けていった方がいいですか?
- 小学生になると自立させる意味でもお子様自身で歯磨きを済ませることが多いようですが、本人が磨いるつもりでも「磨けていない」子が多いのも現状です。当院で指導・アドバイスを行いますので本人がきちんと磨けるようになるまで仕上げ磨きは続けたほうがいいと思います。
- むし歯にならないためにはお菓子を食べなければ大丈夫ですか?
むし歯菌の餌となる「ショ糖」は、甘いものだけでなく、米やパンなどの炭水化物にも多く含まれています。そのため、単に甘いお菓子を避けているだけではむし歯を予防することはできません。適切な歯磨きと定期的な歯科検診がむし歯にならないためには重要です。
- 乳歯が抜けないうちに大人の歯が生えてきたのですが、放置して大丈夫?
- 放っておくと抜けかけの乳歯が邪魔をして永久歯がまっすぐ生える事が出来ず、歯並びが悪くなってしまう可能性があります。乳歯と永久歯が混在してきたら、歯科医師にご相談ください。